アーユルヴェーダの基本原則5元素とは?物理学と組み合わせて解説!

こんにちは
今回は、アーユルヴェーダの基本中の基本となる「5元素」についてまとめました。
 
5元素は、ドーシャ、ハーブ、スパイス、チャクラ、ヨガといった、みんなが良く知っているアーユルヴェーダ知見の、原点となる概念です。
 
独特な概念なので理解しづらいのですが、できる限り分かりやすく解説したつもりなので、ぜひご参考にご覧ください!

アーユルヴェーダの基本原則5元素とは? 

アーユルヴェーダでは、世界に存在するすべてのものは、「地」「水」「火」「風」「空」の5種類の元素で構成されていると考えられています。
 
そう聞くと、“地や水はともかく、ものが火や風、ましてや空で構成されているってどういうこと??”って思いますよね?
確かにとてもイメージしづらい概念です。
 
この5元素を説明する時に、よく使われているのが“飯ごう炊飯”です。
飯ごう炊飯とは、キャンプの時に外で焚き火で炊かれるあの美味しいご飯です。
 
美味しい飯ごう炊飯を作るには、アーユルヴェーダのいう5元素が必要でありそのバランスがとても重要になります。
・材料となるお米、これがです。
・お米を炊くために必要なのがです。
・調理するために必要となるのがです。
・火を起こすために必要となるのが空気です。
・火加減を調整するのがです。
 
5元素、どれが欠けてもご飯は炊けません。
 
また、そのバランスも重要です。
例えば、白米(地)に対してお水が多すぎるとお米がベチャッとしてしまい、ふっくらしたお米になりませんし、が強すぎても焦げてしまいます。
そもそも空気がなけれなば火は起こせませんし、火加減はの入り具合で調整するものです。
 
飯ごう炊飯には、白米(地)、水、火・風・空気(空)すべてが必要であり、それらがバランスよく組み合わされて、初めて美味しいご飯が炊けるというわけですね。
 
ちなみに冒頭で、“世界に存在するすべてのもの”が5元素で構成されていると説明しましたが、それは生物・非生物を含むすべての物質だけではありません。
目には見えない空気や心といったものまですべてが5元素で作られている…というのがアーユルヴェーダの考え方です。
 

物理学・量子力学とも精通するアーユルヴェーダ5元素の理論

 
アーユルヴェーダの5元素の概念は、一見すると非現実的な話、怪しい思想のように捉えられがちですが、考え方は物理学・量子力学の理論とも通じるものがあります。
 
“元素”というと、一般的に思い出されるのは、物理学で出てくる炭素や窒素など、そしてNaやH2Oといった元素記号ではないでしょうか?
地や風とは呼び方は違いますが、これらもやはりアーユルヴェーダと同じ、物質を構成する要素です。
 
また最近では、物質の最小単位は、原子を構成する電子やクォークに分類される“素粒子”だと言われています。
素粒子は人の目には見えないものですが、数式によって確かにその存在が証明されています。
 
つまり、アーユルヴェーダの5元素と、物理学の元素は同じようなものを指しているといえます。
 
アーユルヴェーダは、量子力学などという言葉そのものが存在していなかったはるか昔、科学者ではなく修行僧がまとめたと言われています。
修行僧が、修行を行う中で自然と感じたことや体験などが元になっていると言われており、いわゆるエビデンスのない知識です。
 
一方、物理学で元素が提議されたのは18世紀と、アーユルヴェーダと比較するとごく最近のこと、科学者が仮説・実験・実証を繰り返して証明してきたことです。
 
時間も方法も異なる分野ですが、6,000年以上の時を経てアーユルヴェーダの5元素と量子力学が繋がったということですね。
 
ちなみに、物理学の世界では天然にある元素は92種類だと言われています。
アーユルヴェーダと物理学はまったく違う世界なので、そんな違いももちろん生まれるわけですね。
 

アーユルヴェーダ5元素の性質

アーユルヴェーダ5元素、地・水・火・風・空は、物質の構成要素というだけでなく、それ自体が独自のエネルギーを持っています。
それぞれのエネルギーは強さや割合が常に変化し、そして互いに影響しあっているのです。
そして、その揺らぎが物質を維持したり変化させたりしていると考えられています。
 
ここからは、アーユルヴェーダ5元素のそれぞれの特性を解説したいと思います。
 

●地の特性

・実体のある形あるもの、固体
・固さ・重さ・冷たさ・鈍さ・遅さ・荒さを帯びている
・下向きの運動が働く
・土台を築く働きを持つ
・自然界では、大地やマグマなどが当てはまる
・人体では、骨格や筋肉のパーツが当てはまる
・心では、安定や忍耐などとして表れる
・人間において地が増えすぎると、太りやすくなったり、頑固になったりする
 

●水の特性

・実体のある目に見えるもの、液体
・冷たさ・液性・柔性・粘性を帯びている
・下に向かって流れる運動が働く
・流動性を備えた変化の力を持つ
・自然界では、文字通り海や川の水が当てはまる
・人体では、血液やリンパ液などの体液のパーツが当てはまる
・心では、柔軟性・思いやりとして表れる
・人間において水が増えすぎると、身体がむくんだり、依存したりする
 

●火の特性

・実体はないが、目に見えないこともある
・熱を帯びている
・熱性・鋭性・速性を帯びている
・上向きの運動が働く
・変換力を持つ
・自然界では、太陽やロウソクなどの火が当てはまる
・人体では、消化・体温調整・分泌などの働きが当てはまる
・心では、勇気・情熱として表れる
・人間において火が増えすぎると、熱っぽくなったり、嫉妬深くなったりする
 

●風の特性

・目に見えないもの
・軽性・流性・乾性・冷性・動性・精妙・粗性などが当てはまる
・乾いていて、分散する
・動きを生み出す力を持つ
・自然界では、微風・そよ風・強風・からっ風などのが当てはまる
・人体では、呼吸器系や神経系など、循環の働きが当てはまる
・心では、創造力や直感力や行動力として表れる
・人間において風が増えすぎると、エイジングが進んだり、集中力が欠けたりする
 

●空の特性

・とても微かなもの
・空間と同一視される
・他の元素とは異なり、無限の可能性を持つもの
・柔軟性・精妙・潤滑・澄むなどが当てはまる
・自然界では、宇宙のイメージ
・人体では、口腔、鼻腔、胸腔のパーツが当てはまる
・心では、可能性やあるがままの状態として表れる
・人間において空が増えすぎると、忘れっぽくなる
 
 
5元素を理解する上で、もう一つイメージしやすい物質があります。
それは人間の細胞です。
細胞の中心にある原子核は地・周りにあるのが水、細胞を分裂させたり死滅させたりするのが火、細胞を身体中に運ぶのが風、細胞を取り囲んでいるのが空というわけです。
 
細胞は人の目には見えないものですが、たしかに私の身体を構成し、そのバランスを調整しながら日々生成と消滅を繰り返している、まさにアーユルヴェーダ5元素の概念そのものです。
 

まとめ(時間のない方はここだけチェック)

今回は、アーユルヴェーダの基本原則となる5元素について解説しました。
 
・5元素とは、世界に存在するすべての物質を作る要素です。
・5元素には、地・水・火・風・空があります。
・5元素には、それぞれ特性や独自のエネルギーを持っています。
・地は土台を築くもの、水は流れを作るもの、火は変換力、風は動きをもたらすもの、空は無限の可能性を築くものです。
・5元素は、一つの物質の中ですべて存在し、バランスやエネルギー量を常に変化させているものです。
 

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