アーユルヴェーダ講座<ドーシャバランスが崩れる要因とは?>

こんにちは
今回はアーユルヴェーダシリーズ第三弾、生まれつきの体質とその特徴、そして生活の中にある、ドーシャのバランスを揺るがせてしまう要因を解説していきます。

これを知ることで、今までなんとなく感じていた身体の不調について、その原因や身体の中で起こっていることなどが明確になって、スッキリしますよ。

なお、第一弾、第二弾で解説した内容をもう一度ご覧になりたい方は、下記をご覧ください。
●アーユルヴェーダとは何か?分かりやすく説明すると・・・
●アーユルヴェーダの中で提唱されている身体と心を支えるエネルギーとは?
●体の中で起こるそれぞれのドーシャ(ヴァータ・ピッタ・カパ、ラジャス、タマス、)連鎖
●ドーシャのバランスを左右するアグニとは?

3つの体質(ヴァータ体質、ピッタ体質、カパ体質)の特徴

前回、ドーシャ(火や風や米・水)がバランスを崩すことからアグニ(消化・代謝)がうまく働かず、その結果アーマ(毒素)が増えて、病気を起こすという解説をしました。

言い換えると、ドーシャのバランスを保てれば、健康でいられるということなのですが、そもそもなぜドーシャはバランスを崩すのでしょうか?

アーユルヴェーダでは、人にはそれぞれ決まった体質があり、それは3つの種類に分けられると考えられています。そしてその体質によって、バランスを崩しやすいドーシャというのが決まっているのです。

3つの体質というのは
ヴァータ体質=ヴァータがアンバランスになりやすい
ピッタ体質=ピッタがアンバランスになりやすい
カパ体質=カパがアンバランスになりやすい

人がそれぞれどの体質なのかは、生まれつき決まっており、生涯変わることはありません。
また、1つのドーシャだけがアンバランスになりやすい人は少なく、大抵2つ、まれに3つの組み合わせで体質が決まります。

それでは、それぞれの体質がどのような特徴か?具体的に解説していきますね。

●ヴァータ体質


<全体の属性>
軽く、冷たく、動性

<見た目の特徴>
・細く、腰や肩幅が狭い
・乾燥肌
・髪が黒く、細く、巻髪ぎみ
・長く角ばった顔の形
・小さく狭い鼻、曲がっていることもある
・小さく細く、あるいはくぼんでいる目
・濃い茶色か灰色の目
・薄く、引き締まった唇

<心理的の特徴>
・行動力がある
・機敏で快活
・順応性がある
・心配性
・想像力が豊か
・気分屋

<ヴァータが増大した時の特徴>
・肩こり、腰痛、生理痛などの痛みが出る
・イライラする
・皮膚が乾燥する
・冷え性になる
・不眠症
・早口になる
・便秘になる
・緊張しやすい

●ピッタ体質


<全体の属性>
熱性、鋭さ、強烈さ

<見た目の特徴>
・普通の体重、骨格も普通
・白く柔らかく、光沢のある肌、ホクロが多い
・髪が細く柔らかく、金髪か赤みがかっている
・ハート型の顔、顎がしばしば尖っている
・整って尖った鼻
・目の大きさは普通
・薄青色または灰色
・唇の大きさは普通

<心理的の特徴>
・論理的
・記憶力が良い
・信念が極端に強い
・批判的
・勇気がある
・完璧主義で見栄っ張り

<ヴァータが増大した時の特徴>
・怒りっぽくなる
・鼻血が出る
・消化不良になる
・湿疹が出る

●カパ体質


<全体の属性>
暗転と重さ、滑らかさ

<見た目の特徴>
・ずんぐりした体型
・肩幅が広く、大きな腰
・厚く、油性で青白い肌
・量が豊富で光沢があり、茶色の髪
・大きく丸くふっくらした顔の形
・大きく丸い鼻
・大きく目立つ、青または薄茶色の目
・大きくふっくらした唇

<心理的特徴>
・穏やか
・記憶力が悪い
・深く安定した信念
・欲深い
・辛抱強い
・慈愛に満ちて献身的
・おおざっぱ

<カパが増大した時の特徴>
・怠惰、鈍感になりがち
・脂っぽい髪になる
・アレルギー性鼻炎
・太りやすくなる

これらの特徴を見ていると、自分がどの体質かなんとなく分かってきますね。
自分の体質を詳しく調べたい方は、グーグルで「アーユルヴェーダ 体質診断チェック」と検索してみてください。いろんなタイプの診断方法が出てきますよ。

生活の中でドーシャのバランスを揺るがせてしまう要因

ドーシャバランスが揺らぐ原因は、体質以外にも様々あります。
代表的なことは、

①時間
②場所
③食事
④月の満ち欠け

それではこの4つを詳しく解説しますね。

①時間


まず、人生のステージによってドーシャバランスがくずれやすい時期があります。

・0歳~30歳:カパがバランスを崩す時
・30歳~60歳:ピッタがバランスを崩す時
・60歳以上:カパがバランスを崩す時

また、季節の中でもドーシャバランスを揺るがす特徴があります。

・春の終わりから夏の間:カパ
・秋から冬の始まり:ヴァータ
・冬から春のはじめ:カパ

最後は、一日の間に起こるドーシャバランスの変化です。

・朝6時~10時:カパ
・10時~14時:ピッタ
・14時~18時:ヴァータ
・18時~22時:カパ
・22時~2時:ピッタ
・2時~朝6時:ヴァータ

②場所
これは、住む場所の気候環境によってドーシャバランスが変わるということです。
例えば、アマゾンのような熱帯の場所ではピッタが増大し、夜の砂漠ではヴァータが増大する傾向があります。

③食事


これはドーシャバランスにとても大きく影響します。反対に、バランスを整えるのにも役立ちます。
食事については、別の機会にもっと詳しく解説できればと思いますが、簡単にいうと、例えばヴァータが増大した時には、ピッタやカパを増やす、辛いものや重くてボリュームのあるものを食べるとバランスが調整できる、また、カパが増大した時は、ピッタやヴァータを増大させる野菜やスパイスを食べると良いといった感じで、反対のドーシャを増やすものを取り入れるということですね。

④月の満ち欠け
アーユルヴェーダでは、大宇宙と小宇宙(人体)は相似形にあるという考え方があります。
つまり、大宇宙で起こっている天体の動きがドーシャバランスに影響を与えるということです。具体的には、新月から満月にかけて人はエネルギーを蓄える力を持ち、満月から新月にかけてはエネルギーを放出する力を持つデトックスの時期だと言われています。

今回のアーユルヴェーダ講座は以上です。

今回解説した内容を、生活の中で当てはめてみると色々と思い当たることがありませんか?
次回は、具体的にどうすればドーシャバランスが保てるのか、またそれぞれのドーシャバランスが揺らいだ時に、どのように対応すればよいのかをご紹介していきますね。

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