アーユルヴェーダ的快適な夏の過ごし方~生活習慣・食生活における心がけとは?~

新緑が太陽に美しく輝いて、ワクワクする夏が近づいてきましたね!
イベントや旅行など、楽しいことが満載の季節です。

でも、そんな気持ちとは裏腹に、高温多湿な気候に身体がついていけず、
思いがけず不調をきたしてしまうことも多いのもこの季節…
せっかくの夏を楽しめないと悲しいですよね。

そこで、今回は5,000年以上前からあるインドの伝統予防医学
「アーユルヴェーダ」の教えをもとに、夏の気候が人間の身体にどのような
影響を与えるのか、どうすれば暑い夏を快適に過ごせるのかなどを
ご紹介したいと思います。

【アーユルヴェーダの基本】快適な夏ライフを阻害するドーシャを知ろう!

夏の快適な過ごし方

アーユル・ヴェーダの教えでは、人間のからだを動かすエネルギーには、
ヴァータ・ピッタ・カパという3つの種類があるとされており、夏はその中でも
「ピッタバランス」が崩れやすい季節だと言われています。

ピッタドーシャの象徴となるのが「火」
つまり身体や心の熱量を増やすエネルギーが強くなるのです。
外の気温が高くになると、おのずとピッタが増大するというのは、
とてもイメージしやすい自然な現象だと言えますね。

さて、ピッタが増えるとどうなるのか?
心の面では、エネルギッシュになり、リーダーシップを高めたり強い集中力で物事を進めていけるようになる…これはとても良いことなのですが、
ピッタが過度になってしまうと、他者そして自己に対しても批判的になったり、貪欲になりすぎたりとマイナス面も露呈してくるのです。

身体の面での変化は簡単にいうと夏バテです。夏バテは、ピッタの過剰が身体に表面化した典型的な症状だと言われています。
消化しきれなかったエネルギーによって、身体の中のアグニ(消化力)が
低下し
、その結果吸収力もが低下、
その結果、栄養が身体に取り込まれなくなって夏痩せや夏バテを引き起こすのです。

ただ、これらの傾向はあくまでも一般的な傾向に過ぎません。
同じ人間でも、夏にピッタがどの程度過剰になるのか?
実際にどんな心身の不調が起こるのか?は、人によって千差万別です。

夏を快適に過ごすためには、自分の身体や心がどのように変化するのかを、自分自身で見つめ直す必要があります。

自分の夏のドーシャバランスを知るためには、まず、
これまで過ごしてきた夏にどのような不調が起きていたかを思い出してみましょう。

“そう言えば、毎年初夏の時期に湿疹ができるな…”
“クーラーをかけ始めてすぐ風邪を引くな…”

このような不調を書き出してみて、できれば事前に予防対処するのが一番良い方法です。

例えば、湿疹が出やすくなるようであれば、刺激に強い食物を避ける、
それが乾燥性であれば保湿を念入りに行う必要があります。
また、クーラーによる風邪を予防するためには、
一気に冷房を入れず除々に設定温度を下げる、夜や涼しい時には外気を
取り入れるなど、身体を冷やしすぎないことが大切です。

一般的なドーシャバランスの乱れ方だけでなく、自分の身体の傾向も認識しておくと不調サインにも敏感に気づくことができて、軽症の内に対処することができますね。

アーユル・ヴェーダにみる夏を快適に過ごすための対処法~生活習慣~

アーユル・ヴェーダ的、夏を快適に過ごす方法、ヨガ

夏の暑さがピッタを過剰にする傾向があるからといって、
常に涼しいクーラーの中にいて調整するというのも良くないです。

夏は自然の暑さの中に身を置き、たくさん汗をかいて身体のデトックス
行うべき季節でもあります。
積極的に外に出て動き夏を体感することは、冬の寒さに耐えうる強い身体を作ることにも繋がるのだそうです。

外気の自然な気候を体感しながら、過剰になるピッタバランスを整える…
この調整がとても大事だということですね。

<一般的なピッタをバランスする習慣とは?>
・極端に暑い日中は活動を控える。
・アクション映画やディスカッションといったメンタル的に熱くなる
 エンターテイメントも、ピッタを増幅させるので控える
・休息をこまめにとり、リラックスする時間を作る
・下痢などはピッタが浄化される症状でもあるので、
 むやみに抑えないようにする
・適度に汗をかいたり、暑さを抑えすぎたりせず、適度に楽しむようにする
・緑や青など、涼しさを感じられるような色をインテリアにし、
 目でも涼を感じられるようにする
・サンダルウッドやペパーミントなど、爽快感をもたらすアロマを使う
・腹式呼吸でアグニ(消化力)を高める

アーユル・ヴェーダにみる夏を快適に過ごすための対処法~食生活~

アーユル・ヴェーダ的、夏にふさわしい食生活

夏は、タイ料理やカレーのような辛くてスパイシーなものが食べたくなりますが、実はこれらはピッタを増幅させる作用があるので、
あまり積極的に食さない方が良いと、アーユル・ヴェーダでは教えられています。
…とはいえ、食べてはいけないというわけではありません。

上記の事実を知った上で、少し涼しい時に食す、量や辛さを調整するなどして
食べすぎないように気をつけるようにしたいです。

また、前記の通り、夏は身体の中の消化力(アグニ)が低下する傾向にある人が多いので、このアグニを調整することに気をつけながら食生活を送る必要があります。

<一般的にピッタをバランスする食生活とは?>
・食べる量は7分目程度の少なめが良い
・冷性の消化のよい食物を積極的に摂るのが効果的だが、
 故意に冷やした冷たいものでなく、スイカやきゅうりなどの元来冷の食物を
 取り入れる
・酸味・辛味などが強い食物を控える
・甘みをつけたお茶や、苦味のあるお茶などがピッタを抑える
・春の間から辛味や塩味、酸味の食品を取りすぎないようにする
・牛乳やギーなどの乳製品は、ピッタを抑制することができると言われている

ただし、これらは一般的なピッタ体質の方向けの食生活なので、
元来カパ体質の方は、甘みや牛乳・ギーなどは控えて、朝夕などに有酸素運動を増やした方が良いです。
また、ヴァータ体質の方は、食事の量が過小になる傾向があるので、しっかり食べるということを心がける他、積極的に乳製品をとることがバランスを整えるのに有効です。

いかがでしたか?
今回のポイントは3つです。
1)一般的に夏はピッタバランスが崩れやすい傾向がある。
2)夏を快適に過ごすためには、ピッタを抑える生活習慣・食生活を心がける
3)自分の生まれ持ったドーシャと、夏に起こる不調を認識した上で、身体や心に変化を敏感に感じて、微調整することで無理せず快適な夏を過ごせる

今年の夏は人生で1回きりの夏です。楽しく快適に過ごしましょう!

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