アーユルヴェーダが教えてくれる冬の美容法

冬の美容法といえば“保湿”ですよね。
ただ、保湿と言っても様々な方法があり、保湿しているのにお肌が乾燥するという方も多いようです。
 
そこで今回は、5,000年から受け継がれるインドの生命科学「アーユルヴェーダ」に基づいて冬の美容法をご紹介したいと思います。
 
アーユルヴェーダで説かれている冬の傾向や、人間の身体に起こる変化
そしてそれを活かしたスキンケア方法・食事法・マインドケア方法などを解説します。
 
冬は苦手だな…と思われている方や、冬もキレイに楽しく過ごしたい!とお考えの方は、ぜひご参考にご覧ください。

【アーユルヴェーダ的美容法の基本】冬に増えるドーシャとは

アーユルヴェーダに基づいた美容法をお伝えするには、まず冬に増えやすいドーシャについて知っていただく必要があります。

アーユルヴェーダの教えでは、人間のからだを動かすエネルギーには、ヴァータ・ピッタ・カパという3つの種類があるとされており、冬はその中でも「ヴァータ」が過剰になりやすい季節だと言われています。

ヴァータの特長

ヴァータは、アーユルヴェーダが説く五大元素における“風”特徴を持ちます。

風の性質は、乾・冷・粗・軽・不規則・分散・可動、寒くて乾燥する気候や、冷たい北風が吹く環境、師走の忙しい生活などはまさに風の性質、この風のエネルギーが人の心身にも大きく影響するのがヴァータの傾向です。

ヴァータは、フットワークを軽くし、変化に順応する力を強くする一方、多くの病気の原因にもなると言われており、またエイジングを進行させるとも言われていますので、増えすぎないようにきちんと対処していきたいですね。

ヴァータが過剰になるとどうなるか?

ヴァータが過剰になると、乾・冷・粗・軽・不規則・分散・可動のエネルギーが増えるということなので身体への影響としては、
・お肌が乾燥しやすくなったり
・関節が痛くなったり、
・身体が冷えて血行が悪くなったり

ということが考えられます。
一方、軽の性質もありますので、それを活かした生活を行えばダイエット効果が期待できるという嬉しい影響もあるのです。

また、心においては、
・理由もなくそわそわしたり、
・感情の変化が激しくなる

というのがヴァータの特長です。

寒い冬の夜、理由なく急に寂しい気持ちになってしまうことはないですか?
アーユルヴェーダ的に見ると、これはヴァータが増えることで起こる現象の一つなので、それを認識した上で上手に調整すれば、落ち着いた気持ちで冬を過ごすことができるようになります。

また、捉え方によっては変化を楽しめる時期でもありますので(クリスマスやお正月などイベントもたくさんある季節♪)ヴァータの性質をプラスに活かして、楽しい冬を過ごしたいですね。

ヴァータの増幅によって引き起こされる心身の影響

ヴァータが過剰になることで引き起こされる心身の症状は、下記のようなものが挙げられます。
・お肌の乾燥
・頭痛
・腰痛
・血行不良
・冷え性
・便秘
・不安症
・不眠症
・心が落ち着かない

冬をキレイに過ごすには、これらの特長を理解した上で、ヴァータを調整するような美容法を取り入れるのがオススメです。

ヴァータを調整する美容法とは、簡単にいうとヴァータと反対のドーシャ“ピッタ”“”カパを増やすような生活をするということです。
ここからは、スキンケア、食生活、マインドに分けて、アーユルヴェーダ的美容法をご紹介していきます。

【アーユルヴェーダ的美容法の実践①】冬のスキンケア

アーユルヴェーダ オイル美容

アーユルヴェーダで伝えるまでもなく、冬は皆様お肌が乾燥してしまいますよね。乾燥はお肌の大敵、エイジングを進行させる要因にもなります。

乾燥を防ぐには、ご存知の通り“保湿”を意識した美容法が必要なのですが、アーユルヴェーダ的冬のスキンケアキーワードは“温め”と“オイル美容”です。

バズタブでの美容法

ヴァータが増えやすい冬は、少し汗ばむぐらい湯船につかるのがオススメです。

その際、バスミルクやバスソルトを使うことでお肌体温が上がったお肌に保湿作用が働くため、よりヴァータの調整に繋がります。

バスソルトやバスミルクは、温める効果のあるタイプであればお好みのものでOKです。反対に、清涼感のあるシトラス系やアルニカなど、爽快感のあるバスミルクは使いすぎない方がよいと思います。

オススメのアイテムは…
●「アムリターラの ヒマラヤ岩塩バスソルト」
●「BARTHの中性重炭素入浴剤」

美容オイルを使ったスキンケア

いつもはジェル美容液を使っているという方でも冬は、ぜひオイル美容を取り入れてみてください。“乾”のエネルギーを調整させることができて、お肌に潤いをもたらします。

お風呂で温まったお肌に、出来る限り早く化粧水で水分補給した後、美容オイルをスポイト5滴分ほど取ります。
手の平をこすり擦り合わせてオイルをしっかり温めた後、優しく顔に乗せていきます。
目のくぼみや小鼻の凹凸部分にも丁寧に塗ったあと、手の平をお顔に当てたまましばらく深呼吸をしてエッセンシャルオイルの香りを楽しみます。

アーユルヴェーダでは、嗅覚はとても大事な感覚とされており、必要な香りを嗅ぐことで脳に電気信号が送られて、心身のバランスを整えると言われています。

お肌の乾燥がひどいという方は、美容オイルを化粧水の後ではなくブースターとして化粧水の前に補給する方法もオススメです。

使う美容オイルはエッセンシャルなものであればお好きなもので良いと思います。

私のオススメは…
●「アルジタルの【ARGITAL】ブライトニング ローズ フェイスオイル」
●「トリロジーのロザピンプラス」

【アーユルヴェーダ的美容法の実践②】冬の食事

アーユルヴェーダ 冬の食事法

アーユルヴェーダでオススメされている冬の食事は、甘味・酸味・塩味を取り入れたものです。
具体的には、さつまいも、大根、かぶ、すだち、みかん、お醤油、お味噌などの食材です。そして、オリーブオイルやごま油など“油”を使って調理するのがオススメです。これらを取り入れることで、お肌の潤いを内側からサポートすることができます。

タンパク質について、通常アーユルヴェーダでは大豆などの植物性たんぱく質が推奨されていますが、冬はブリやサバなど油ののったお魚が“重”の性質を増やす効果があり、少量とるのがよいとされています。また、スパイスを取り入れることで身体が温まり、血行促進も促されると言われています。

“ナッツも必須脂肪酸が多いから良いのでは?”と考えられる方もいらっしゃるかと思いますが、アーユルヴェーダ的にナッツ類は“乾”の食物なため、ヴァータが強い人はあまり多く摂らない方がよいとされています。

冬のオメガ3や必須脂肪酸は、ぜひ液体のオイルで取り入れてみてください。毎日小さじ1杯のアマニオイルもお肌に潤いを与えてくれるので、とてもオススメです。

【アーユルヴェーダ的美容法の実践③】冬のエクササイズ

ヴァータには“可動”という特長があるぐらいなので、冬はエクササイズしやすい身体になっているはずのですが、一方で冬は気候が下がるため、外に出るのが億劫になる季節でもあります。

ただ、一度エクササイズを始めてみると、想像していたよりも気持ちよく身体を動かすことができるので、まずは頑張って始めてみてください!
オススメは、軽いランニングやサイクリングなどの有酸素運動です。スピードより継続時間を意識して、長めに続けてみましょう。ヨガであれば、筋肉を使うような少しハードなポーズをゆっくりと時間をかけて行うのがオススメです。

【アーユルヴェーダ的美容法の実践④】冬のメンタルケア

メンタルは、お肌の潤いやツヤ、明るさなどに大きく影響しますね。
メンタルが落ち着いていると、気持ちも前向きになってお肌もワントーン上がりますし逆もまた然りです。

アーユルヴェーダ的に、冬のヴァータは心が落ち着かなくなるという傾向が見られます。自分だけなんだか寂しい…と思われるかもしれませんが、多くの人がヴァータが増えやすく同じような気持ちになっているので、思い詰めないで大丈夫です。

このようなメンタルをバランスするのに最もオススメな方法が“規則正しさ”を意識した生活を送ることです。ヴァータを過剰にさせる大きな要因の一つが“不規則”という性質。
特に、生活リズムが不規則になるとヴァータは乱れ始めます。まずは、朝起きる時間、夜寝る時間、ご飯を食べる時間、お風呂に入る時間などどれか一つでも良いので、毎日同じ時間に行うよう意識してみます。それだけでも、ヴァータが調整されてくることに気づけると思います。

さらにヴァータをバランスしたい方は、マインドフルネスの時間を作ること。心の在り処が分散しやすいヴァータは、今ここに意識を集中する時間を持つことで落ち着きを取り戻すことができるようになります。その際、ラベンダーやローズといったリラックス効果のあるアロマオイルを焚くのもオススメです。

【まとめ】自分のドーシャバランスを知る

ここまで、アーユルヴェーダ美容の実践方法をスキンケア、食事、エクササイズ、メンタルケアに分けてご紹介してきましたが、これらは冬に増えるとされるヴァータの一般的なバランス方法です。

ただ、冬にどの程度ヴァータが過剰になるかというのは、その人の生まれつきのドーシャ(ヴィクリティ)や、その時の生活場所・生活スタイルなどによっても変わってきます。

ヴィクリティ・ドーシャがヴァータの人は、よりヴァータを減らす行動を意識することが必要になりますし、元々ピッタの人はそれほど取り入れなくても問題ないかもしれません、一方元々カパの人は、保湿はそこそこで良いものの、冷え対策は念入りにする必要があったりします。また、その日のコンディションにもよっても変わってくるでしょう。

冬を快適にキレイに過ごすためには、上記のアーユルヴェーダ的美容法はあくまでも一般的なものとして捉えた上で、自分のその時その瞬間の状態を純粋に感じた上で、必要な美容法を取り入れてみてください。

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